職場に巨乳好きのハゲたオヤジがいて、胸の大きいわたしに何かとちょっかいを出してきます。それは、しょうもないオヤジギャグだったり、ランチや飲みの誘いだったりするので、わたしは特に嫌な思いをすることもありませんでした。胸にばかり視線をやるのはどうかと思いますが、気安く話せる上司でした。
彼氏と別れたばかりで、気落ちしていたある日。1時間ほどの残業を終えて帰ろうとすると、そのハゲオヤジが声をかけてきました。ちなみに、彼は松田という名前です。
「誠子ちゃん、元気ないね」
「ええ……まあ」
「なにがあったか知らないけど、元気ださないと。おごるからさ、飲みに行こうよ」
「すみません、気を使ってもらっちゃって」
「いいの、いいの。俺はそのオッパイを眺めていられれば、幸せなんだから」
そのストレートな言い方に、わたしは思わず笑ってしまいました。笑ったことで、沈んでいた気持ちが、フワーっと少しだけ楽になりました。誘いにのり、松田さんと飲みに行きました。場所は、駅前の雑居ビルの4階にある大衆居酒屋です。
「そっかー、誠子ちゃん、彼氏と別れちゃったのかー」
落ち込んでいた理由を打ち明けると、松田さんはわたしを必死に励ましてくれました。「すぐにいい人見つかるよ」とか「そんな男、別れて正解だよ」と言ってくれていました。ですが、次第に話は変な方向に流れ、「誠子ちゃんって、どんなエッチするの?」「どこ舐められると気持ちいい?」と卑猥な質問をされました。
「耳を舐められると、すごく感じちゃうんですよねー」
わたしは、普段ならありえないほどのペースでお酒を飲んでいました。テンションを急上昇し、エッチな話にも積極的にのっていました。
松田さんは、舌を出し、上下にレロレロと動かします。
「俺、舐めるのうまいんだよ」
「やだぁ」
「耳を舐めてあげようか?」
「なに言ってるんですかぁ」
松田さんに耳の穴を舐められる光景を想像し、わたしの身体は震えそうになりました。その快感を味わってみたいという、いけない気持ちを抱いてしまいました。
「誠子ちゃん、想像してた?」
「してないですよ!」
それからも、店を出るまでの間、エッチな話は続きました。話せば話すほど、わたしは松田さんとのセックスを思い浮かべ、密かに興奮していきました。
そんなわたしの淫欲を察知したのか、店を出てエレベーターに乗ると、松田さんはそっと顔を近づけてきて、耳に舌をいれてきました。
「あぁんっ」
濡れた舌が触れた瞬間、全身に電流が走りました。エレベーターが1階に着くまでのわずかな時間で、松田さんはパンティのなかへ手を入れ、「濡れてるね」と言いました。エレベーターを出るときには、わたしは松田さんの手をにぎっていました。
「ホテルに行こうか?」松田さんは言いました。
「……はい」
わたしの腰に手をまわし、松田さんはラブホテルへと歩き出しました。
ありとあらゆる場所を舐められました。耳にはじまり、首、手と足の指、乳輪、乳首、おへそ、そしてアソコまで。そのねちっこい舌使いは、かつてなかったほどの興奮の極みにわたしを導きました。
「お願いです、早くいれてっ」
気づいたら、そう懇願していました。でも、松田さんは、焦らしてきました。
「えー、俺も舐めてもらわないと」
満たされない欲求をまぎらわせるため、松田さんの黒いオチンチンを必死にしゃぶりました。はじめは柔らかさを残していた肉棒は、カチカチに硬直していきました。
「誠子ちゃん、もういいよ」
「いれてくれますか?」
「仰向けになって、股を開いて」
言われるがままに、足を左右に大きく開きます。
「オマンコにオチンチンいれてって、言ってごらん」
「オマンコにオチンチンいれてっ」
「よぉーし」
太くて硬いものが、はいってきました。
「あぁぁぁぁんっ」
叫ぶわたしの耳を、松田さんは舐めます。挿入したまま動かずに、体を密着させ、しばらく耳の愛撫が続きます。あまりの気持ちよさに、意識はぼやけていきました。
「はぁんっ!」
突然、松田さんの腰が動きはじめ、わたしは乱れ狂いました。それからどれくらい、ペニスを出し入れされたのか、そして何度エクスタシーを迎えたのか覚えていません。意識が再びはっきりしたときには、おへそに精子がたまっていました。
「また、いつでも、してあげるからね」
ハゲた部分に汗を浮かべ、松田さんは笑っていました。